ニイニイゼミ
庭木を見ていたら30年物の柿の木の下部地上10cmの所に土に塗れた物体が在るのに気付いた。
庭木を荒らす害虫の卵かと思い良く観察した。
蝉の脱け殻のようだがこんな小さな脱け殻を見たのは初めてである。
採取してメジァーで測ってみたら2cmジャスト。1円玉の直径だ。
俄然興味が湧いて来た。
もしかしたら発見かも。
ワクワクしながらスマホで検索すると簡単に正体がバレた。
「ニイニイゼミ」の抜け殻の様だ。
それに諸状況も合ってる。
木の下部に土まみれで脱皮すると。
ワクワクは一気に萎んだ。
だが親しみを感じた。
鳴き声の音声まであったので聞いてみると甲高い感に障る声が聞こえる。
真夏の林の中で聞こえる五月蝿い蝉の声だ。
コレだったのかあの鳴き声は。
今年は梅雨に入ったが湿気が少なく低温の日が多い。
蝉の鳴き声を未だあまり聞かない。
もう直ぐすると蝉の声が五月蝿くなるな。